「ゴールデンライス」フィリピン認可

「ゴールデンライス」は体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンの含有量を遺伝子組み換え技術で改善したコメで、フィリピンに本拠を置く国際稲研究所(IRRI)とフィリピン農務省米研究所(DA-PhilRice)が共同で約20年間開発を続けてきたもの。βカロテンは人間が食べると体の中でビタミンAに変わる物質で、ビタミンAが足りないと夜盲症やその他の欠乏症を発症することが知られています。発展途上国では毎年数十万人の子どもが、ビタミンA不足で失明しており、その半数が失明後半年以内に亡くなっています。「ゴールデンライス」は、主食のコメからビタミンAを摂取できるよう開発されました。
DA-PhilRiceは、ビタミンA欠乏症やその他の微量栄養素欠乏症が多く見られる特定のコミュニティに「ゴールデンライス」を最初に提供することを目的に、市場やプログラムベースのアプローチを特定するため、現地パートナーとの協力を始めたといいます。また、フィリピン農務省は7月23日に、遺伝子組み換えの害虫抵抗性Btナスについて食品、飼料、加工用に直接使用することも承認していたものが認可されたそうです。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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