7月のFDI純流入52%増、中銀

フィリピン中央銀行は11日、2021年7月の海外直接投資(FDI)の純流入額(速報値)が、前年同月比52.0%増の12億6,300万米ドル(約1,420億円)だったと発表しました。金額ベースでは1年7カ月ぶりの高水準です。
FDI純流入額のうち、親会社とフィリピン子会社間の融資などを示す負債性資本は61.1%増の10億7,400万米ドルで、収益の再投資は87.1%増の1億5,500万米ドルです。
収益の再投資を除く株式資本の純流入額は3,400万米ドルとなり、前年同月から58.3%減りました。株式資本の流出額は7.3倍の5,700万米ドル。
1~7月累計のFDI純流入額は、前年同期比43.1%増の55億6,200万米ドル。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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