ロビンソンズ、国内最大のREIT上場

フィリピンの不動産開発大手ロビンソンズ・ランド(RLC)の不動産投資信託(REIT)法人、RLコマーシャルREITが14日、フィリピン証券取引所(PSE)に上場しました。REIT上場は国内4社目。235億3,000万ペソ(約520億円)を調達し、国内最大となりました。 
初値は6.55ペソ(約14円)を付け、公募価格の6.45ペソを上回りました。その後は6.44~6.55ペソで取引され、終値は6.46ペソでした。時価総額は約641億7,100万ペソ。
REITに組み込む物件は、マニラ首都圏などでオフィス物件を中心に14棟に上ります。総貸出面積は42万5,000平方メートルとなります。
ドミンゲス財務相は「新型コロナウイルス禍での国内4社目のREIT上場は、投資家がフィリピン経済の回復に楽観的であることを表している」と述べています。
不動産開発大手メガワールドのREIT法人MREITも月内に上場する予定です。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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