カビテ・ラグナ高速道、延伸区間を開通

フィリピンの高速道路運営大手メトロ・パシフィック・トールウエーズ(MPTC)傘下のMPCALAホールディングスは24日、カビテ・ラグナ高速道路(CALAX)延伸工事の第4区間を開通したと発表しました。運用距離は10キロメートルから14.24キロに延びる。カビテとラグナの両州には工業団地が集積するため、交通の利便性が高まりそう。
事業は公共道路事業省がMPTCに発注していた。新たに敷設したカビテ州シラン東インターチェンジ区間は、ラグナ州ビニャンからシラン東インターチェンジなどを通る。周辺道路や駅までの交通渋滞を解消すると見込まれています。
CALAXの総延長は45キロで、事業費は560億ペソ(約1,226億円)。全体が完成すれば、カビテ―ラグナ間の所要時間は2時間から1時間以内に短縮される見通しです。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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