デルモンテ現法、越ビナミルクと提携

米系食品・飲料大手デルモンテ・パシフィックは17日、フィリピン子会社のデルモンテ・フィリピン(DMPI)がベトナムの乳業最大手ベトナム・デアリー・プロダクツ(ビナミルク)と提携することで合意したと発表しました。フィリピンで折半出資の合弁会社を設立します。
合弁会社はビナミルクの乳製品をフィリピンに輸入し、デルモンテの販売網を活用して国内の消費者に販売します。
フィリピンでは1人当たりの乳製品消費量が他の東南アジア諸国と比べて少ないです。ビナミルクは今後に需要が拡大すると見込み、乳製品事業への参入を計画していたデルモンテと組んで進出することを決めました。
ビナミルクは売上高ベースで世界36位の乳業メーカー。国内のほか米国、ニュージーランド、カンボジアに工場があり、世界56カ国に販路を持っています。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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