外食ジョリビー、「添好運」を完全買収

フィリピンの外食最大手ジョリビー・フーズ(JFC)は11日、香港発の点心ブランド「添好運(ティムホーワン)」を保有するタイタン・ダイニングを完全買収すると発表しました。既に85%の株式を取得していますが、残る15%を7,156万シンガポールドル(約58億円)で取得します。
完全子会社ジョリビー・ワールドワイドを通じ、残る株式を買い取ります。JFCは2018年にタイタン株の45%を取得し、20年10月にかけて85%まで買い増していました。
添好運の店舗数はアジア全域で53を数えます。国・地域別ではシンガポールと台湾が各12店舗と最も多く、フィリピンが7店舗、香港が6店舗と続きます。
2020年9月には中国本土1号店を上海に開き、21年7月には上海3号店を出店しました。今後4年以内に100店舗体制にすることを目指し、中国本土で積極展開する方針を示しています。

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この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
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慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

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