フィッチ、比の21年成長率4.2%に下げ

格付け大手フィッチ・グループは11日、フィリピンの2021年の国内総生産(GDP)成長率を4.2%と予測しました。前回の予測から1.1ポイント下方修正しました。新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込めておらず、ワクチン接種を完了した人が5日時点で9.9%と接種が進んでいないことを理由に挙げました。
傘下の市場調査会社フィッチ・ソリューションズ・カントリー・リスク・アンド・インダストリー・リサーチが明らかにしました。今月にマニラ首都圏などで最も厳しい外出・移動制限措置が敷かれ、変異株のインド型(デルタ株)への警戒が高まっていることから、年内の経済活動は落ち込むとみています。
2021年4~6月期の実質GDPは前年同期比11.8%増加しましたが、季節変動の影響を除いた前期と比べると1.3%減り、移動制限の影響が出ていると指摘しました。GDPの約7割を占める個人消費の21年成長率は3.5%と予測し、前回の4.0%から引き下げました。
2022年の成長率は6.8%と予測し、従来の6.9%からわずかに引き下げました。ただ感染対策の制限措置が緩和され、個人消費も回復すると予測しています。

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