証取委、不動産開発2社のREIT上場承認

フィリピンの証券取引委員会(SEC)は4日、不動産開発大手メガワールドとロビンソンズ・ランド(RLC)の不動産投資信託(REIT)の上場計画を承認したと発表しました。メガワールドは最大273億ペソ(約600億円)、ロビンソンズ・ランドは最大267億ペソの調達を目指します。
メガワールドは、REIT法人のMREITを上場します。新規株式公開(IPO)では10億7,800万投資口を1口当たり最大22ペソで公募します。応募が超過した場合は、追加で1億6,170万口を公開します。国内のREIT上場では過去最高規模となる見通しです。
ロビンソンズ・ランドは、REIT法人RLコマーシャルREITがIPOを実施します。33億4,300万投資口を公募し、応募が超過すれば3億510万口を追加します。公募価格は1口当たり最大7.31ペソです。
MREITは9月6日、RLコマーシャルREITは9月20日にフィリピン証券取引所(PSE)のメインボードに上場する予定です。

>>フィリピン経済と投資の基礎が分かるセミナーはこちら

この記事の監修

家村均
家村均

一般社団法人 フィリピン・アセットコンサルティング
エグゼクティブ・ディレクター
———
慶応義塾大学経済学部卒業後、東急に入社し、海外事業部にて、米国・豪州・ニュージーランド・東南アジアなどで不動産開発や事業再構築業務に従事。
また、経営企画部門にて東急グループの流通・メデイア部門の子会社・関連会社の経営・財務管理を実施した。(約15年)
その後は、コンサルティングファーム(アクセンチュア)や投資ファンド(三菱UFJキャピタル)などで、企業や自治体の事業再構築、事業民営化等の支援や国内外のM&A案件のアドバイザリーを実施し、2018年10月より、GSRにて、日本他の投資家および企業、ファンドなどに対してフィリピン不動産への投資や事業進出のアドバイザリーを行っている。

セミナー・イベント
セミナー動画
お問い合わせ・資料請求
オンライン個別相談